日本の就活:2種類のインターンの違いとそれぞれの探し方 先輩就活生の体験談 -長期インターンと短期インターン-
最近日本は日本国内に住む外国人に向けたインターンシップの機会の提供にとても積極的です。しかしインターンシップの申し込みを送り始める前に、日本のインターンシップは「短期型」と「長期型」の者があることを理解しなければいけません。それではその2つをもっと詳しく見ていきましょう。
著者: Putri Nurdivi Djamil | 掲載日: 2019年9月17日
今回は2種類のインターンそれぞれを経験したタイの学生とバングラデシュの学生の体験談を基にそれぞれの違いや基本的な事から細かい部分まで詳しく見ていきましょう。
今回の記事の目次です:
- 「短期型」と「長期型」インターンシップとは?
- 長期インターン:国内大学の学部卒のバングラデシュの方のお話
- 短期インターン:タイからの留学生のお話
2種類のインターンシップ
インターンシップは就活を控えている2,3年生が有利になる様々なスキルと知識を身に着けられる場所として多くの学生が参加する行事です。インターンシップに参加すれば、社会人としてのプロフェッショナルな業務を体験をすることができます。さらにスキル面だけでなく、目覚ましい成果を残せれば企業や同期の就活生と強いコネクションを築くこともできるでしょう。
それでは短期型と長期型のインターンシップを実際に比較していきましょう。
長期インターンシップ
長期インターンシップは通常1~6か月もの間で開催されます。短期のものと違い、長期は企業の業務の雰囲気や、社員または他のインターンとの交流をよりリアルに体験することができます。
さらに長期インターンは多くの場合、給与が発生するか最低限交通費・宿泊代が支給されます。長期インターンを募集している多くはスタートアップ企業、メガベンチャー、大手IT企業、外資系企業がほとんどです。
短期インターンシップ
短期インターンは1日から1週間ほどの機関で行われるため、タイトなスケジュールでも参加することができます。
内容は企業によって変わりますが、基本は企業を紹介する説明会や企業文化を紹介し、就活する学生が働くイメージを抱きやすくするためのプレゼンが主になります。
注意すべき点として、短期インターンの多くは日系企業による日本語での説明がほとんどになるということです。そのため参加するには相応の日本語力が必要になります。
長期インターンシップに参加する上でのアドバイス
ハサン・シャイカットさんはバングラデシュから来た立命館アジア太平洋大学卒の元留学生です。
彼は現在アウディジャパンにて勤務4か月目の内部IT部門社員として働いています。彼は最初にGlassdoorでアウディのインターンシップが掲載されているのを見て、それを通じて公式サイトから申し込みをしたそうです。
ハサンさんはインターンシップに申し込む前に覚えておくことが3つあると言っていました。
履歴書
プロフェッショナルな履歴書は強力な武器になります。またそれとは別にLinkedInにて履歴書に書ききれなかったプロフィールを書き込むのもよいといいます。
日本語力
英語力ももちろん大切ですが、やはり日本で働く以上日本語での高いコミュニケーションスキルは必要ですし、とても高く評価されます。
面接での心がけ
インターンの最終面接では自分が新しいことや知らない分野に挑戦したいという意欲を見せる必要があります。そのためにもJLPTのN2、最低でもN3以上の日本語力を証明できるとなおよいです。
長期インターンシップの探し方
日本で長期インターンを見つけるのはそう簡単なことではありません。そこで探すためにいくつか覚えておくべきことがあります。
まずは自分が通う大学のポータルサイトを参照してみましょう。
次に自分が興味のある分野や業界をGoogle、LinkedIn,、NeuvooやlassdoorSecond で検索してみましょう。具体的に興味のある企業がある場合は直接公式サイトを訪れてみましょう。
短期インターンシップに参加する上でのアドバイス
短期インターンシップの経験を教えてくれるのはティティカモン・モドゥアンさん(愛称は”ミントさん”)です。彼女は現在立命館アジア太平洋大学の4年生で、先日、日本電波ニュース(NDN)でのインターンを終えたばかりです。
ミントさんは東京で給与のないインターンシップに参加するために貯金を行っていました。インターンの内容として、社員の方々はみな優しく、時にはメンターの方から食事のお誘いを受けることもあったようです。
日本の労働環境
NDNのインターンシップは英語がしゃべれる社員がいたにもかかわらず、国際的な市場での取引や出張が多かったため日本語力の高さは思っていた以上に必要でした。日本語でのコミュニケーションが高い水準で行うことができれば、職場での立ち位置もより確かなものになると思います。ミントさんは日本で働くうえで一番大切にすべきことは職場での働きやすさだといいます。
「最初にインターンとしてオフィスに訪れた時はとても緊張しました。日本語力も完璧からはほど遠く、コミュニケーションを取ること自体がとても怖かったです。」「そのため自分が働くうえでストレスのない環境を選ぶことはとても大切だと学びました。実際、NDNの皆さんはとても親切で優しく、私はリラックスしてコミュニケーションをとりながら働くことができました。」
日本でインターンシップを頑張る皆さんへ
ミントさんは最後にJPortを通じてインターン探しを頑張る皆さんへアドバイスを残してくれました。
「インターンに申し込む際は恐れず、準備をかかさないことが大切です。インターンに参加して何を学ぶかやどんな仕事に就きたいかなどを決める必要はなく、むしろそれを探すためにインターンシップがあることを理解することが大事なのです。しかし参加を考えているインターンシップの基礎的な知識やできる範囲でのリサーチも同時に欠かさないようにしなくてはなりません。」
短期インターンシップの探し方
短期インターンシップも長期同様、学内のポータルサイトを通じて検索することができます。
より選択肢を広げたい場合は就職ポータルサイトのマイナビやリクナビを使うとよいでしょう。
また短期インターンシップは基本的に給与が出ませんが、場合によっては交通費や宿泊費を負担してもらえるケースもあります。
日本のインターンシップに参加する上で
大学に入ると多くの学生の間で話題として挙がるのがインターンシップです。短期にせよ長期にせよ、インターンシップに参加して自分にマッチした仕事環境を探す、または自分のスキルを伸ばすには忍耐と高いモチベーションが必要になります。
インターンシップは人生の中でもかけがえのない経験になると思います。新しい人々や文化との出会い、そして責任感のある仕事を経験するということは人間としても社会人としても大変大きな一歩であるといえるでしょう。

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