日本の就活:面接前の自己分析と実際の対策方法とは?
皆さんも、面接前の緊張は経験したことがあるのではないでしょうか。緊張するのは悪いことではありませんし、むしろ当たり前のことです。この記事では、その緊張を乗り越えるための事前準備や自己分析についてご紹介します。
著者: Claire Liu | 掲載日: 2020年3月20日
こんな気持ち、経験したことありませんか?書類審査に無事に合格したというメール通知が来た時の、舞い上がりそうな嬉しさ。そして直後に訪れるパニック。「次は面接だ...」と落ち込んでしまいます。
そんな時は一度落ち着いて、違う視点からゆっくりと考えてみましょう。面接をさらなる試練と考えるのではなく、もっとポジティブにとらえてみてはどうでしょうか?実は面接は初デートにそっくりなんです!
少し考えてみてください。共通のゴールは、最高の第一印象を残し、興味を持ってもらい、また会いたいと思ってもらうこと、「この人がいい!」と思ってもらうことですよね!
これこそが、今回お伝えしたいことです。企業との面接は、初デートと同じ。この記事では3つのステップに分けて攻略法を解説します。
- 自分の感情をそのままに受け入れる
- 念入りに準備する
- 良好な相互関係を築く
この3ステップを抑えれば、次の面接で大成功すること間違いなしです!
1- 最初のリアクション:自分の感情を受け入れ、理解する
あまりにも緊張していると、しっかりとコミュニケーションをとることが難しくなりますよね。でも、デート/面接が迫っていることに気づいた瞬間は、誰でも緊張してしまうのが事実です。ここで、気持ちを押さえつけずに、受け入れるのが肝心です。緊張は付きものですが、落ち着いて緊張と向き合うことで、企業側にあなたの本気度を証明することができます。この感覚は面接中の振る舞いにも大きく影響し、採用者の目にも止まるでしょう。
緊張と向き合うためには、以下のことを自問自答して、自己理解を深めることが重要です。
- 緊張しているのはなんでだろう?面接/デートの経験値が少ないから?失敗が怖いから?悪い第一印象を残してしまうのではないかと不安だから?
- なぜこの企業(人)がいいんだろう?最初に興味を持ち始めたきっかけは何だった?どうしてこの企業で働きたい(この人と一緒にすごしたい)?
ここで最も重要なのは、自信を持つことです。不安になっている理由ばかりを考えても、解決策が見つかるとは限りません。でも、怖いものを認識することで、自分自身の自信にもつながります。
次に、モチベーションを掘り下げます。ポジティブな側面に焦点を当てることで、例え一時的であっても不安を解消することができます。そもそも面接(初デート)にこぎつけたこと自体がすごいのですから、自分を褒めてあげましょう!努力さえすればチャンスを掴めるという自信になるはずです。
そこで、次のステージです。
2- 念入りに準備する。自分自身と企業/デート相手のことを正しく理解する。
感情の整理がついたところで、熱意が湧き上がったのではないでしょうか?ここで準備をおこたってはいけません。
自信の大切さはステージ1でご説明した通りです。しかし、「面接/初デートなんて楽勝!」なんて勘違いしてはいけません。ここでもさらにしっかりと準備をすることを忘れないようにしましょう。
先ほど申し上げたように、採用者(またはデート相手)の目に魅力的に映るのは、スキルや経歴だけではなく意志の堅さです。その熱意が、面接官の前まであなたを導いて来たのです。心のこもらない言葉を並べるよりも、本気度を実際に示すことが鍵となります。
そのためには、2つのエリアで研究・準備を重ねる必要があります。
自分自身について:履歴書と志望動機
この機会に自分の履歴書とエントリーシート(ES)を読み直しましょう。一つの企業だけに応募して神頼み、なんて誰もしません。いくつもの募集に応募する方が安全で、自分以外の就活生もそうしていることは周知の事実です。
だからといって手を抜いていいわけではありません。履歴書の内容について質問されることは確実です。なので、何度も履歴書を読み込み、志望動機を自分のものにして、面接室で何を強調したいかを確認しておくことが大変重要です。絶対に避けたいのは、他の企業に提出したESの内容に誤って触れてしまうことです。これは、初デート相手の名前をまちがえてしまうようなものです。たった一瞬のケアレスミスであっても、その面接自体が失敗に終わってしまう可能性がありますし、何よりその場で大変気まずい状況になってしまいます。
企業について
企業について深く理解していれば、面接で本気度を示すことができます。企業研究をできる限り行い、自分のスキルや経歴に合う点にフォーカスしましょう。面接官に、リサーチをきちんと行ったことをアピールできます。
しかし、企業について丸暗記し、関連性を無視して話すだけではいけません。面接官が知りたいのはあくまであなたのこと、そしてあなたがどのように企業の理念にマッチし、企業に貢献できるかです。デートでだって、会話の流れを無視して話しているとうまくいきませんもんね。
だからこそ、企業研究で学んだことしっかり理解して、自分の強みに繋げられるような点を見つけるべきです。以下の点に注意しましょう:
- 何をしている企業なのか?経営理念はなにか?企業のミッションは?
- 企業の経歴は?最近の活動は?新しいプログラムや取り組みはある?
- この企業の成功の鍵は何か?競合他社との違いはなにか?
企業・業界のビジネスモデル、理念、競合他社について深く理解していれば、その知識は面接の場でとても役に立つでしょう。実際の人事担当の方の声についてまとめた記事はこちらからご覧ください。
3- 面接本番:良好な相互関係を築く
最後のステップ、面接本番です。これまできちんと準備してきたのですから、重要なこと、つまり面接官と良好な相互関係を築くことに集中しましょう。人間関係は、友人や家族、恋人に関わらず、一人では作れず、お互いがコミットすることが必要です。これは企業とあなたとの関係でも同様で、面接がその関係構築の第一歩となります。
もちろん、採用者に自分の強みを伝え、自分がその企業にぴったりの人材であることを売り込むのは重要です。ですが、同時に質問をすることも大切です。企業への興味と学びへの熱意を示し、本気度を伝えるのです。初デートでも、相手はあなたのことを知りたいでしょうし、タイプであるかどうか見極めようとするでしょう。でも、質問をすれば、興味があり、本気だということをアピールできます。そして何より、良い人間関係は双方の努力なしでは成り立ちません。
だからこそ、面接を通して、企業理念や最近のプロジェクトに触れ、自分のスキルが募集ポジションにふさわしいことアピールする必要があります。面接の最後の逆質問では、企業への興味と企業研究の成果両方に関係のある質問をしましょう。
おわりに・・・
準備とリサーチをきちんとしたならば、面接本番は楽しむのみです。初デートなんだから、一歩踏み出して、楽しんできてください!結果がどうであれ、このデート/面接は良い経験になるはずです。だから、当日は勇気を出して飛び込んで、せっかくの機会を楽しみましょう!

Table of contents
Not a JPort user yet? Start today for free.
On JPort Journal,
Ask Senpais about 就活 on the forum
Watch & Read Contents made by Senpais & JPort
Participate on JPort’s events
On JPort Match,
Connect with HR of companies in Japan on JPort Match