日本の就活:JLPTの勉強方法やツール、今後の申込日程は?
JLPTのスコアは上げたいけど、参考書を熟読しても全然変わらない!そんな方に朗報です。今回はそんなあなたのためにJLPTでより高いスコアを出すためだけでなく、日本語の基礎を固めるのに役立つツールやアドバイスをまとめました。
著者: Zena Fadilla │掲載日: 2020年3月23日
今回は辞書からアプリまで、家で映画を見ながら使える様々なツールを紹介していきます。加えて今回紹介するものはすべて無料で、リンクからすぐにアクセスできるようになっています。
ただの辞書にはとどまらない
グーグル翻訳は文章の翻訳にはとても有用ですが、細かいニュアンスや文章例などを表示はしてくれません。そこで使える辞書アプリを紹介します。
Imiwa?
「Imiwa?」は現在とても評価されている辞書アプリで、2020年3月時点のAppストアでは4.7点のレビューを獲得しています。この辞書は日本語を中心に英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語など多くの言語に対応しています。またグーグル翻訳にはない字の書き順やJLPTのレベル別に分けられた熟語、そして「へん」や「つくり」に応じた漢字検索もできます。またImawaa?を使って文章の翻訳をすると、文章を細かく噛み砕き、最小単位で翻訳を行ってくれます。また驚くべきはなんと、動詞の一段活用(例:食べる、見る)、五段活用(例:話す、会う)に加え、不規則動詞(例:する、来る)の翻訳にも対応しています。このアプリはAppストアにてiPhone、iPadに対応していますが、残念ながらそれ以外にはまだ対応していません。
ダウンロードはこちらから。
Jisho
こちらの辞書アプリはオーディオによる発音のチェックができる機能に加え、JLPTのレベルに応じた単語の分類、連語、単語の例文なども教えてくれます。翻訳したい文章を入力することで単語単位に細かくし、それぞれの詳しい翻訳内容を表示したりもできます。
ぜひ、こちらから使ってみてください。
Weblio
Weblioは類語や対義語を探すのに適した辞書ツールです。
ぜひ、こちらから使ってみてください。
Dictionary
MacBookユーザーのあなたに朗報です。なんとMacBookはもともとは言っている辞書機能に新たに追加機能を持たせることができます。内蔵されている辞書機能を立ち上げ、プリファレンスを開き、日本語、もしくは日英機能のボックスにチェックを入れるだけです。これらのステップを以下の図にまとめました。
空き時間を有効活用できるツール
バスや電車などの移動時間も無駄にしたくないという方には今からご紹介するツールが最適です。
Renshuu.orgは9000を超える語彙、漢字、文法レッスンが無料で閲覧できるサイトです。そのほか無料でアクセスできる参考書やプリントもあるためどこでも日本語を勉強することができる辞書になっています。さらにこのサイトはスペースド・レペティションシステム(SRS)を導入しており、自分の現在の日本語力をテストすることもできます。テストは似ている語句や漢字を組み合わせ、選択式にし、最後にわかりやすい回答や例題をつけることでより効率的に覚えることができる仕組みになっています。 このサイトを使えば時間を無駄にすることがなく、的確に自分の目標に近づくことができます。
ぜひ、こちらから使ってみてください。
フラッシュカード方式で語句を覚えるのも効率的といえます。Tiny CardsやQuizletはパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセス可能なフラッシュカードサイトです。これは自分でフラッシュカードを作成することもできますが、ほかのユーザーが過去に作成し、公開しているフラッシュカードや問題集にもアクセスすることができます。たとえば自分が覚えたい語句のセットによって「JLPT」、「JLPT N2」、「JLPT 漢字」、「JLPT ボキャブラリー」のように検索をかけることもできます。
Tiny Cardsはこちらから、Quizletはこちらから使ってみてください。
JLPT公式ワークブック
JLPT公式ワークブックは過去の問題集を無料でダウンロード・印刷できるオフィシャルサイトです。実践的な練習として、印刷したテストをタイムを計って行うこともできます。公式ワークブックはこちらからダウンロードできます。またこれとは別にJapanesetest4youというオンラインでテストを受けられるサービスもあります。 ぜひ、使ってみてください。
ポッドキャストやニュースから学ぶ
次のようなポッドキャストの配信を聞き、日本の日常会話に耳を慣らすのも良い勉強でしょう。日本文化を知るいいきっかけにもなるかもしれませんね。
ニュース
NHK News Web EasyやTodai Easy Japanese (アプリ)を通じた日本語のニュースで語学力を鍛えるのも有効な手段です。このツールの良いところはオーディオがついているため、日本語のリスニング、リーディング、発音の練習が同時に行えることです。
NHK News Web Easyは日本の最新のニュースを聞くことができ、字幕の漢字にはふりがながふってあるためわからない単語や漢字はすぐ検索できるようになっています。
Todai Easy Japaneseは大人気アプリで, 2020年3月時点でAppストアで4.8点のレビューを獲得しています。このアプリはニュース、ビデオ、JLPT関連、辞書の機能を兼ね備えたアプリです。Todai Easy Japaneseは31,706本の記事、6,355個の漢字、2000もの文法例がデータベースに保存されており、使用できます。
読み物はあまり好きじゃないけど、オーディオを聞くのが好きな方はこの二つのサービスを使った勉強法がおすすめです。
日本語の森はすでに34万人の登録者(2020年3月時点)を持ち、1019本の日本語講座動画をアップロードしているYoutubeチャンネルです。 こちらのチャンネルでは文法を種類分けし、似ているものの違いや状況やニュアンスによって変わる使い方を説明したうえでそれらを使った文章の組み立て方を動画で説明しています。
Japanese pod 101 (Youtubeはこちら)は楽しいながら日本の言葉と文化の両方を学ぶことができるYoutubeチャンネルです。チャンネルには2950本以上のレッスンオーディオ、ビデオが投稿されており、インターネットへのアクセスができればいつでもどこでも日本語の勉強ができるようになります。動画内の「先生」たちはエネルギッシュな人が多く、わかりやすく丁寧にトピックを教えてくれます。
楽しい学習ツール
Rikaikunはグーグルクロームの拡張機能として内蔵されている翻訳ツールです。これはグーグルクロームでウェブサイトを開いているときに出てくる分からない日本語にカーソルを合わせるとその場で翻訳を行ってくれる便利なツールです。ダウンロードはこちらから。
またグーグルクロームの拡張機能としてLearning LanguageというNetflix専用ツールがあります。これは字幕の日本語を細かく分け、漢字の読み方や発音の仕方を教えてくれるツールになります。加えてこのLearning LanguageはRikaikanと併用可能なツールです。ダウンロードはこちらから。
直近のJLPT開催日程
今回紹介したようなツールを使い、勉強して自信がついたら次は実際にJLPTに申し込んでみましょう。JLPTは基本的に年に2回開催しており、2020年初めの開催日は7月5日になります(申し込み期間:3月27日~4月20日)。ちなみに2020年2回目の開催は12月6日になります(申し込み期間:8月24日~9月17日)。
テストについて詳しくはこちらから。
JLPTの代わりになるテスト
JTEST and Business J-TEST: 日本の企業の一部は日本語力の証明としてJLPTの代わりにJ-TESTのスコアも受け付けています。J-TESTはJLPTと違い年に6回も開催されているので、年内の受験機会はとても多いです。
Business Japanese Proficiency Test: ビジネスレベルの日本語はネイティブと比べても見劣りしない水準が求められます。このテストはビジネスレベルの日本語を証明するために使われるテストで、その他にもビザの申請時に自分の日本語力を証明するのにも使うことができます。
JCAT: or Japanese Computerized Adaptive test (JCAT)は他の日本語の語学力テストと違い、設問の難易度に応じてスクリーニングされ、確率をベースに受験者の能力を測ることに特化しています。
漢字検定: 漢字検定は漢字の理解度を測るためのテストで、12段階(10級を一番簡単なレベルとして、上は準1級、1級と上がっていきます)に分かれています。
JLPTの代わりになり得るテストや資格はたくさんありますが、JLPTは多くの企業が日本語力の指標としてスコアを見ます。ですので、今日ご紹介したようなツールを使ってJLPTに備えるのはとても大事です。

Table of contents
Not a JPort user yet? Start today for free.
On JPort Journal,
Ask Senpais about 就活 on the forum
Watch & Read Contents made by Senpais & JPort
Participate on JPort’s events
On JPort Match,
Connect with HR of companies in Japan on JPort Match