日本の就活:外資系メーカーの採用フローや新卒採用情報、気になる初任給は?
日本で就活をはじめて、日本のメーカーといえばたくさんの会社の名前が浮かぶとおもいます。トヨタ、ニンテンドー、などなど、メーカーは日本企業に多いです。しかし、実は日本には多くの外資系メーカーもあります。外資系メーカーを、就活ではキャリアのオプションに入れてみるのもいいかもしれません。今回は、日本にある外資メーカーにスポットライトを当て、メーカーブランドのカテゴリを中心に、年収や募集スケジュールなどを見ていきましょう。
著者: Eiru Haneda │掲載日: 2019年12月26日
メーカー業界のカテゴリ
メーカーはさまざまん素材を加工し、消費者のニーズに合った商品として販売します。加工された商品を販売する会社はメーカーということになるので、メーカーには幅広い商品をつくる会社がいます。まずは、メーカーを下記のような5つのカテゴリに分類する必要があります。
1. 消費財メーカー
2. 化学メーカー
3. 電機・重工メーカー
4. 製薬メーカー
5. 自動車メーカー
それでは、日本で新卒採用をしている外資系メーカーをこれらのカテゴリに分類してみていきましょう。

図が示すように、多くの有名な外資系メーカーが日本で新卒採用を行っています。例えば「P&G」はアリエールやボールドなどの洗剤を作っているメーカーで、「3M」はノートをまとめるのに必要不可欠なポスト・イットを販売しているメーカーです。
日本の有名な外資系メーカーは?
それでは各カテゴリーで有名な企業をトップ3を紹介していきます。各社の採用ページもリンクをつけているので詳しい内容をみてみてください。また詳細な有名外資企業のリストはこちらのリンクにも書いてあります。
消費財メーカー
1. P&G(P&Gジャパン)
2. Unilever(ユニリーバジャパン)
3. Loreal (日本ロレアル)
化学メーカー
1. Du Pont(デュポン)
2. The Dow Chemical Company (ダウ・ケミカル)
3. BASF(BASFジャパン)
電気・重工メーカー
1. GE(GEジャパン)
2. ABB(ABBジャパン)
3. Hewlett Packard Enterprise(日本ヒューレット・パッカード)
製薬メーカー
1. Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
2. Pfizer(ファイザー)
3. AstraZeneca(アストラゼネカ)
これらの企業は日本だけでなく世界規模で巨大なシェアを誇る外資系メーカーです。
外資系メーカーの新卒採用人数
採用情報を調べるときに知っておきたいのが、従業員数と毎年どれくらいの人数を採用しているかです。それでは上記のいくつかの企業の2020年を含めた新卒採用数を見ていきましょう。
*P&Gは2020年度より新卒採用開始
表からもわかるように、日本の外資系メーカーの多くが新卒の採用を積極的に行っています。
外資系メーカーの情報を入手するためには
日系の企業に比べ、外資系の企業は採用やインターンシップの情報があまり出回りません。そのため東京キャリアフォーラムは限られた情報源となりとても貴重です。以下が2018~2019年に東京キャリアフォーラムに出展した外資系メーカーの一覧です。
CFN (Career Forum Net)はキャリアフォーラムを東京と大阪で行っています(東京は夏季冬季、大阪は夏季のみ)。キャリアフォーラムで企業の目に留まる人材になりたい方はこちらのJPourt記事もチェックしてみてください。また就活に使えるサービス紹介の記事はこちら。
外資系メーカーと日系メーカーの初任給
次は外資系メーカーと日系メーカーの新卒社員の給与の違いについてみていきましょう。
・消費財メーカー
・電機・重工メーカー
・製薬メーカー
以上の表から外資系メーカーのほうが初任給が高いことがうかがえます。もちろん給料だけで就職先を選ぶのはあまりよくありませんが、キャリアパスを作る要素として給与を考えるのは大事なことです。
外資系メーカーで選べる様々な職種
日系メーカーにはない強みとして、外資系メーカーは職種の部門別での募集をしている会社もあります。申し込める部門としては次のような職種があります。
- マーケティング
- 営業
- ファイナンス
- 研究開発
- 物流管理
- 人事
日系の企業は「総合職」としてしかこれらの職種につく方法はありませんが、一部の外資系メーカーは入社する前の段階からどんな職種で働きたいかを具体的に決めることができます。もちろん第一志望の部門に初めから所属できない可能性もあります。
外資系メーカーの採用段階
今度は外資系メーカーの採用ステップを細かく見ていきましょう。
多少の違いはありますが、多くの企業は次の採用フローをベースに選考を行っています。
次は二つの企業の採用プロセスを例として見てみましょう。
この2社の採用フローには少しのちがいはありますが、一般的に外資系メーカーは上記のような採用フローをとることが多いです。
最後にアドバイス
最初にも言った通り日本のメーカー企業で働きたい場合、日系メーカーに加えて幅広い外資メーカーがることも頭に入れておきましょう。この記事を通して外資系メーカーに少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。

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